アテフ・ハリム来日20周年記念コンサート。大好きなホール東京文化会館でのコンサートも今回で14回目を迎えました。
満場のお客様もハリム氏の20年と自分のを重ねあわせて曲を楽しんでいらっしゃるよう。前半はモーツァルトとフランクのソナタ。後半は、「タイスの瞑想曲」「死の舞踏」「ヴォカリーズ」など親しみやすい小品の数々。
精魂込めたダイナミックな演奏に、皆さんもたっぷりエネルギーをもらって帰られたような気がしました。
今後も元気で25周年、30周年を迎え、彼の魂の音楽で、より多くの人々を幸せにしてほしいと思います。
ここ10年毎回録音をしてくださりこの2月に急逝された室伏博行さんも天井から見守ってくれているかのようでもありました。
大震災から一年半。故郷を離れた生活を余儀なくされながらも、現実を受け止め前向きに生きていらっしゃる飯館村の皆様・子供達、福島の皆様に触れられる機会となりました。皆様の笑顔にこちらの方が励まされました。ハリムさんのお話や「雨ニモマケズ」の朗読も交えたコンサート、皆様よくきいて楽しんで下さったようで、嬉しく思いました。
翌日には「いいたて子どもを守る会」の方が、飯舘村から南相馬の海岸まで車で連れていって下さいました。復興は始まったばかりでいろいろな問題や不安も山積しているとはいえ、瓦礫のやまが片付けられてきている海岸沿いを走りながら、未来への希望も感じられました。日本人はすごい!福島の人はすごい! ガンバロウ ニッポン!!